この記事で解決する悩み
今回はこのような悩みを解決します。
配当金という言葉は知ってはいるけど、どんなメリット、デメリットがあるのかが気になって中々始められない。
と悩んでる人は多いと思います。
この記事を読むことで配当金のメリット、デメリットについて理解しすぐに配当投資を始めることができるでしょう。
興味がある人は是非、最後まで読んでいってください!
もくじ
配当金のメリット
配当金は値上がり益と違い無配でない限り、毎年受け取れる不労所得です
この配当金のメリットを5個紹介していきます。
配当金のメリット
- 安定した収入が得られる
- お金にストレスを感じることが減る
- 株価が暴落しても配当銘柄は保有できる
- 株価の値動きと比較すると配当は安定している
- 他の人より資産形成スピードが早くなる
安定した収入が得られる
連続増配株といった株主還元に積極的な企業の株を買うだけで安定的な収入を得ることができます。
1年で1億貯める!というのはできませんが5~10年後には配当収入といった別の収入源が手に入り、生活も今より豊かになります。
言い換えると、少額でもコツコツ続ければ必ず結果が出る投資法です。
とても魅力的ですが、配当金を出している企業であればどこでもいいという訳ではなく、株主還元に積極的な企業の株を買うのが前提です。
お金にストレスを感じる事が少なくなる
社会人の人は給与所得、学生の人はバイト代で稼いでお金を手に入れていると思います。
そこに配当金といった第二の収入があると生活が楽になります。
こういう事ありませんか?
- 気に入ったものが買えない
- たまには外食もしたいけどそんなお金ない
もちろん多少は我慢が必要な事もありますが自分の趣味にお金が使えなくなると毎日が苦痛になりますよね、、、
ここで具体例を出します。
趣味に使う費用が30000円だとし、自分の経験上30000円を手に入れるとなるとこんな感じになります。
具体例
・学生時代
時給810円(当時)
30000÷810=37時間
1日5時間働くと考えれば7.5日。1日8時間働いたとしても4.6日必要です。
・社会人
社会人は残業で考えます。
時給1300円だと時間外は1.25倍
1300円×1.25倍=1625円
30000円÷1625円=18.4時間
月に残業を18.4時間する必要があります。
30000円を稼ぐだけでも結構時間が取られることがわかります。
ちなみに現在、私の毎月の配当金は約10000円です。
毎月約8000円手に入れば携帯費用が浮く。といった具合に固定費がタダになります。これだけでも魅力的ですよね。
株価が暴落しても配当銘柄は保有できる
値上がり益を狙う投資法と違い一定の配当を狙っていく配当投資は株価が暴落しても心配する必要はありません。
むしろ、暴落時に買い増しすれば値上がり益と配当金がより多く貰えるようになるのでチャンスととらえる人が多いです。
もちろん、減配のリスクはありますが株価の下落時に配当金が入ってくるというのは安心感があるというのがメリットの1つです。
株価の値動きと比較すると配当は安定している
株価は日々、変動しており未来の株価を予測するのはとても難しく将来の収益予想も困難です。
これが株式投資の難しい点であり、面白い点でもあります。
なので、値上がり益投資はハイリスク・ハイリターンの要素が多くなります。
それに比べて配当金を狙う配当投資では配当金がある程度安定していることがメリットです。
もちろん、業績低迷での「減配」のリスクはありますが、収益が安定し将来の利益を推測しやすくなります。
他の人より資産形成スピードが速くなる
- マイホーム貯金
- 養育費貯金
- 将来なんとなく不安だから貯金
といった感じに何かと貯金が必要になりますが貯金するのが苦痛ではない人でない限り難しいとお金はあれば使ってしまいますよね。
そういう時も配当金が役立ちます。さらに配当金を再投資すれば資産形成スピードを上がります。
引用:ZAI
配当金再投資は複利効果が得られます。複利について詳しく知りたい方はこの記事が参考になります。
中には、20年投資して17万円か。と思う人もいると思いますが、
- 追加投資
- 増配
を加味していない結果なので、毎月購入や毎年増配する企業の株を買えば上の画像よりパフォーマンスは必ず良くなります。
貯金が必要と感じてる人は余剰資金で高配当株を買い、その配当を再投資する。といったことをしてみてはどうでしょうか。
配当金のデメリット
良いことばかり書いてきましたが配当金にもデメリットは存在します。
配当金のデメリット
- 元本が減るリスクがある
- 将来、減配する可能性があり受取額が減る
- 大きな値上がり益は期待できない
- 満足のいく配当金を得るためには多くの資産が必要
元本が減るリスクがある
銀行預金と違い、株の場合は株価の変動するので元本が減ってしまうことはあります。
一時的な株価暴落時、配当投資は値上がり益投資より資産低下のダメージはそこまで無いと思います。
しかし、企業が原因で業績が下がり株価の戻りが薄い値下がりの場合元本に影響を与えます。
受取る配当金より資産価値が低くなると総資産額がマイナスになるので覚えておきましょう。
減配する可能性がある
減配とは配当金が減るということです。
配当は必ずこの額出る。というものではありません。企業の業績悪化により減配や無配になる可能性もあります。また、減配や無配になると株価も間違いなく下がるので覚えておきましょう。
と思うと思います。
一番わかりやすいのが連続増配企業といったものです。日本株と米国株を例に出します。
日本株
- 花王 34年
- SPK 25年
- 三菱HCキャピタル 24年
3位以下はZAIを参考にしてください。
米国株
- AWR 69年
- DOV 68年
- NWN 67年
3位以下は投資の森を参考にしてください。
日本株より米国株の方が株主還元に積極的ということもあり、連続増配年数に差がでております。
これから配当投資をしてみようという人は米国株から始めてみるのも有りだと思います。
大きな値上がり益は期待できない
配当投資は値上がり益投資と違い大きな資産を築くのにかなり時間がかかります。
また、景気が良く他の銘柄が上昇しているのにも関わらず、高配当株の株価はそれほど上がっていないということがあります。
これは、配当金を多く出す企業は成長が劇的に望めない成熟企業が多いからです。
設備投資といった費用を抑えることができ配当金を株主に還元できています。
このことを踏まえて、資産を増やして行くならキャピタルゲインを狙える銘柄とインカムゲイン中心の高配当株をバランス良く保有する必要があります。
満足のいく配当金を手に入れるためには多くの資産が必要
1個上のデメリットに繋がりますが、配当投資の成果が出るのに時間がかかる最大の理由が入金力です。
具体例として毎月配当10万を目指すとこれぐらい資金が必要になります。
配当利回り | 必要資金 |
---|---|
1% | 15025万円 |
2% | 7512万円 |
3% | 5008万円 |
4% | 3756万円 |
5% | 3005万円 |
6% | 2504万円 |
7% | 2146万円 |
8% | 1878万円 |
9% | 1669万円 |
10% | 1502万円 |
このように、配当利回りが高くなるほど必要な元手資金は少なくなりますが、「配当利回りが高い=良い銘柄」とは限りません。
一般的に、配当利回りは3~5%が理想だと言われています。そのため、月10万円の配当金を狙うのであれば、3005万円~5008万円が必要ということになります。
大抵の人は一気に入金できる余力は無いと思われるので少額からコツコツと増配+追加投資で10~20年の投資を前提を考えるようにしましょう
配当投資がおすすめな人
個人的には株式投資をやるなら配当投資から始めたらいいと思っていますが、やはりこの投資法がおすすめな人とそうでない人がいます。
- 長期目線で投資ができる人
- 銘柄分析が苦にならない人
長期目線で投資ができる人
配当金のデメリットでも書きましたが配当投資はすぐに大きな結果を出すことは難しいです。
入金力で変わりますが最短でも5~10年ぐらいで長いと15~20年は掛かります。
この長い期間を淡々と続けれるかが肝心となります。
また、先ほど配当再投資のメリットを書きましたが長い期間やれば確実に結果が出ます。
- 何事にも継続ができる
- お金を貯めることが好き
こういった性格の人は高配当投資が向いているので興味があれば始めてみましょう。
銘柄分析が苦にならない人
これは配当投資に限らず値上がり益投資にも言えます。
株式投資をするのに勉強は不可欠です。買った銘柄を人に説明できなければ投機になります。
勉強とは、株式投資関連の書物を読んだり、youtubeやX(旧twitter)で情報を集めたりして銘柄分析の知識を付けることです。
一番やりがちで危険な行動を2つ紹介します。
- X(旧twitter)で話題になってたから買った。
- 今話題の業種(セクター)だから買った。
確かに、業績が良ければSNSでも話題にはなりますが、株式投資の特質で話題が話題を生み業績と株価が釣り合わなくなり株価が急騰することがあります。
この時の株価上昇は凄まじいですが下がる時も凄い勢いで下がっていきますので注意しましょう。
- なんでこの株価は上がったのか
- 株価が上がる材料は何だったのか
というのを理解できるようにしましょう。
この記事に初心者が配当投資でまず見るべきところを紹介しているので参考にしてみてください。
配当金投資がおすすめでない人
これに当てはまる人はすぐに結果を出したいと思っている人です。
上で書いたことの真逆のことを思っている人は配当投資には向いていないです。
ちなみに値上がり益投資で結果を出している人ですら最低でも2~3年の成長を見据えて銘柄選定しています。
この期間を長いと思う人は株式投資ではなく違った方法で資産を築くようにしましょう。
[まとめ]配当金のメリット、デメリット
今回は
- 配当金のメリット
- 配当金のデメリット
- 配当金投資が向いてる人とそうでない人
について書いてきました。
配当投資をするに当たって最初は小さい結果しか得ることができず、面白くないかもしれませんが、
長期間(最低でも5~10年)続ければ結果がでてくることがわかったと思います。
現在、少しでも将来のお金のことが不安と感じるならこの記事を読んで配当投資を始めてみましょう!